バングラデシュとは?どのような文化や人々の国?と気になる方もいるでしょう。近年、日本で働くバングラデシュ人の割合は徐々に増えてきています。今後ますます重要な人材として期待が高まっていくなかで、雇用する前に相手の国民性や宗教観について理解しておくのは大切なことです。

この記事では、バングラデシュという国の基本的なデータを紹介します。バングラデシュ人を雇用するうえで知っておきたい性格の特徴や価値観も解説。雇用するメリットや職場で必要な配慮を理解し、外国人雇用を進めていくための判断材料にしてみてください。

※本稿では「人種」や「国籍」といった特定の属性に対するイメージを単純化する意図はありません。本稿の内容は、あくまでバングラデシュの文化や社会通念を紹介するものであり、個々人の性格は多種多様であるという点を踏まえてご覧ください。

バングラデシュとはどんな国?

バングラデシュ人の採用を本格的に検討する前に、バングラデシュとはどのような国なのかを知っておきましょう。

バングラデシュの基本データは以下のとおりです。

正式名称 バングラデシュ人民共和国
面積 14万7,000㎢
人口 1億7,356万2,364人(2024年世界銀行)
首都 ダッカ
言語 ベンガル語
宗教 イスラム教徒91%
主要産業 衣料品・縫製品産業、農業

参照元:外務省「バングラデシュ人民共和国(People’s Republic of Bangladesh)基礎データ

ほかのアジア諸国と比べると情報も少なく、「身近に感じにくい国」と思う人もいるかもしれません。しかし、外国人雇用においては注目され始めている国でもあります

以下で、いくつかの項目について詳しく見ていきましょう。

地理・首都

バングラデシュは東西北をインドに囲まれており、南側はインド洋(ベンガル湾)に面しています。2023年に成田国際空港〜ハズラット・シャージャラール国際空港(ダッカ)間で約17年振りに直通便が運航再開されたものの、機材や搭乗率などの関係で2025年7月以降は再び運休状態です。現在、日本からは乗り継ぎ便しかなく、約10時間以上のフライトになります。

首都は国の中央部に位置する「ダッカ」と呼ばれる都市です。ガンジス川の支流であるブリガンガ川の北岸に位置し、歴史的な町並みの「オールドダッカ」と近代的な発展を見せる「グルシャン地区」が共存しています。

人口

2025年時点で世界8位となる1億7,000万人以上の人口を抱える一方で、日本の4割程度の国土に人々が密集して暮らしているのが特徴です。特に、首都ダッカは世界有数の人口密度を誇り、1㎢当たりに3~4万人がひしめき合う超過密都市といわれています。

公用語

国民の大部分をベンガル人が占めており、公用語もベンガル語です。国民の大半がベンガル語を母語としていますが、歴史的な背景から英語を話せる人が多い傾向があります。なかでも都市部のビジネスシーンでは、英語でコミュニケーションを取れる人材が豊富なようです。

なお、バングラデシュ統計局の2022年の調査によると、15歳以上の識字率は77.7%でした。近年、政府の取り組みや経済成長とともに数値は上がっているものの、依然として地域や性別、所得などによる格差が課題となっています。

文化・歴史

古代ベンガル地方として文明を築くなかで、16世紀にはムガル帝国の一部となり、18世紀半ばからは英領インド帝国による植民地支配が始まりました。1947年にイギリスがインドから撤退したのち、英領インド帝国は宗教によって「インド連邦(現:インド共和国)」と「パキスタン」に分離して独立。その後、さらにパキスタンが「西パキスタン」と「東パキスタン」に分割され、地理や文化、言語、政治的優位性などの違いから両者の対立は深まっていきます。

このような経緯から、あらゆる抑圧に対する抗議のために東パキスタンの人々は1971年に独立を宣言。インドの支援を受けながら激しい内戦の末に勝利を勝ち取り、現在のバングラデシュ人民共和国が誕生しました

1971年に「バングラデシュ」という一つの国が誕生したことから考えると、比較的若い国家といえるでしょう。

社会課題

かつて「世界最貧国」ともいわれていたバングラデシュですが、経済的に大きく成長した現在も社会課題は山積みです。発展しつつある都市部にもスラム街が存在するほか、不十分なインフラ整備や食事・教育をまともに受けられない環境など、貧困や格差が根強く残っています。女性の社会的地位の低さや家事使用人として働く多数の少女たちなど、ジェンダー問題も深刻です。

また、自然災害に対する脆弱性が原因で経済が停滞してしまったり、生活が安定しなかったりするのも課題の一つとして挙げられます。

宗教

バングラデシュは、国民の約9割がイスラム教を信仰するムスリムの国です。イスラム教は国教にも定められており、ほとんどがスンニ派に属しています。ほかのイスラム教国家と比べて戒律は緩やかなため「穏健派ムスリム」としても知られているようです。

なお、憲法で信教の自由が保証されているため、ヒンズー教や仏教、キリスト教などを信仰している人もいます。

日常生活における慣習

イスラム教では、1日のうち朝・昼・午後・夕方・夜の5回礼拝し、金曜日はモスク(礼拝堂や寺院)に集まるのが一般的です。女性は肌や髪、体のラインを隠すヒジャブなどを着用するというイスラムの教えがありますが、バングラデシュでは個人の裁量によるスタイルも珍しくありません。長いスカーフやワンピースで代用する人も一定数いるようです。食事では、豚肉やアルコールはタブーとされています。

主要な祝祭日・行事

バングラデシュの主要な祝祭日・行事は、1ヶ月間の断食明けに催される「イード・アル・フィトル」や、牛や羊、ヤギを解体して貧しい人々と分かち合う「イード・アル・アドハー」などです。

ほかにも、イスラム教の創始者である預言者ムハンマドの生誕を記念する「ムハンマド生誕祭」があります。いずれも宗教的に重要な意味をもつ行事のため、商業施設や公共機関もほとんどが長期休暇に入るようです。

ビジネス・経済

近年、バングラデシュは経済成長率が急上昇しており、平均GDP成長率は6%前後と安定しています。以前は世界最貧国の一つに分類されていましたが、1991年の民主化以降は経済活動が活発化し、少しずつ所得も上昇。最貧国を脱し、2015年からは低中所得国に分類されています。国民の平均年齢は27歳前後と若く、労働人口が豊富なのも特徴です。

急成長するIT産業

IT大国であるインドと関わりが深いこともあり、バングラデシュにおいてもIT教育が盛んに行われています。特に、近年はIT就業人口が急激に増加しており、先進国から注目されている国の一つです

人件費がそれほどかからないことから、オフショア開発先として先進国企業の進出も増えています。しかし、まだ十分な数の就職先があるとはいえません。そのため、情報工学を学んだバングラデシュの学生が、仕事を求めて海外へ行くケースも珍しくありません。

世界有数のアパレル大国

バングラデシュで盛んな産業は衣料品・縫製品産業で、輸出品の8割を衣料品が占めています。人件費を抑えやすく伝統的に手先の器用な人が多いバングラデシュには、世界中の衣料品企業の工場ができ、いつしか「アパレル大国」と呼ばれるようになりました。同時に国内のアパレル市場も成長し、内外の需要拡大が経済の発展を支えています。

上記のように目覚ましい経済成長を遂げてはいるものの、貧困問題が完全に解消されたわけではありません。そのため、より安定した生活を送るために海外へ渡る労働者が多くいます。

参照元:
外務省「バングラデシュ人民共和国
世界銀行「Population, total – Bangladesh
独立行政法人 国際協力機構(JICA)「『立ち上がれ、縫製業の次となる産業!」』バングラデシュの産業多角化に向けたJICAの挑戦
独立行政法人 国際協力機構(JICA)「Bangladesh

バングラデシュ人の性格の特徴

バングラデシュ人の国民性や性格の特徴が分からない方もいるでしょう。ここでは、一般的にいわれているバングラデシュ人の性格の特徴について紹介します。

もちろん、全ての人がこの特徴に当てはまるわけではないため、あくまで一つの例としてご覧ください。

真面目で勉強熱心な人が多い

バングラデシュ人は、真面目で勉強熱心な人が多いといわれています。高い賃金を得て家族を養うためには教育が重要だと考えられており、幼いころから真面目に勉強する習慣が身についているようです。また、バングラデシュで広く信仰されているイスラム教においても、勤勉であることは尊いとされています。

何事にも挑戦的なハングリー精神をもっている

これまでの歴史や情勢といった社会背景の影響から、バングラデシュには何事にも挑戦的なハングリー精神の強い人が多い傾向です。より豊かな人生を送ることを目標に、向上心をもって目の前の仕事や技術向上に取り組んでいます。特に、若年層は高学歴や高収入、安定した就職先などを目指して努力や競争をしている人もいるようです。

「今」生きることを大切にしている

バングラデシュ人は「今」生きることを大切にしています。経済成長が著しい状況にあっても、依然として国民の生活は十分に安定しているとはいえません。政府からの支援や活用できる制度もほぼないため、病気や政治問題、自然災害などの影響が家計に直結します。来週や1ヶ月先、数ヶ月先を見通すのが難しいという状況も珍しくないため、長期的な計画よりも目先の利益や短期目標に重きを置く傾向です

フレンドリーで親しみやすい傾向がある

バングラデシュ人は、フレンドリーで親しみやすい性格の特徴があるといわれています。初対面の相手にも積極的に話しかけたり、気さくに接したりする国民性です。距離間の近さに戸惑う日本人もいるかもしれませんが、懐に飛び込んでくる親しみやすさは職場に活気をもたらしてくれる可能性があるでしょう。

人とのつながりを重んじている

家族や他人とのつながりを重んじるのも、バングラデシュ人の特徴の一つです。これまでの歴史を見ても、バングラデシュの人々は身を寄せ合い、助け合いながら生きてきました。そのため、困っている人には躊躇なく手を差し伸べてお互いに支え合うなど、絆や協力を大切にする精神が根付いています

イスラム教においても、「親切な行いは来世での幸せにつながる」という教えがあるため、その信仰心のもと善行を積み重ねる人もいるでしょう。

困難に追い込まれても粘り強い

真面目で勤勉な側面があるバングラデシュ人は、困難に追い込まれても粘り強く対応する傾向があります。イスラム教の教えにも「忍耐」があるとおり、人々は苦難と試練を乗り越えて成長するものという考え方です。難しい状況に追い込まれても諦めず、最後までやり切る姿勢や胆力があります。

日本で働くバングラデシュ人について

近年、バングラデシュ人は労働力不足に悩む日本企業において貴重な人材です。

ここでは、日本で働くバングラデシュ人の在留人数や、増加傾向にある理由などについて解説します。

在留バングラデシュ人は40,045人(2025年6月末)

出入国在留管理庁の「令和7年6月末現在における在留外国人数について」によると、2025年6月末時点で日本に在留しているバングラデシュ人は40,045人でした。この数字は、就労している人もそうでない人もすべて含めたものです。割合は日本に在留する外国人のうち1%ほどで、特別多いわけではありません。しかし、少しずつ増加率は上昇しており、人口が多く労働力が豊富な国として、外国人雇用をする企業から注目されています

在留資格別で見ると、バングラデシュ人のなかで最も多いのは「留学」で在留している12,876人でした。次に多いのは、就労系の在留資格をもつバングラデシュ人や留学生の配偶者および子どもに付与される「家族滞在」で、8,268人です。

就労系の在留資格では「技術・人文知識・国際業務」をもつ人が最も多く、7,927人でした。これは、ITエンジニアや企業の総合職、通訳などさまざまな仕事に就ける在留資格です。

バングラデシュ人が増加傾向にある理由

これまで日本の外国人労働者の多くを占めていたベトナム人や中国人は、本国の経済発展や円安の影響により増加率が穏やかになっています。今後も外国人人材を安定的に確保するためには、バングラデシュをはじめとしたほかの国からの雇用を検討する必要があるでしょう。

そのようななかでも、日本で働くバングラデシュ人が増加傾向にある理由には、次のようなものが考えられます。

日本にポジティブなイメージをもっている

バングラデシュがアジア有数の「親日国」であることをご存知の方は、そう多くないかもしれません。しかし、一部では親日を上回る「超親日」「敬日国」ともいわれており、現地では日本人というだけで熱烈な歓迎を受けたという人もいるようです

理由としては、1971年の独立時に欧米に先駆けて日本がバングラデシュを独立国家として認めたこと、また継続して経済支援を行ってきたことなどが挙げられます。そのため、バングラデシュの人々は日本にプラスのイメージをもっており、若者のなかにも「日本に留学したい」「日本で働きたい」と考えている人が一定数いるのです。

日本の技術を学びたいと考えている

将来役立つ技術や知識を日本企業で学ぶために来日する人も少なくありません

先述したとおり、バングラデシュはIT教育に力を入れており英語力も高いので、ビジネスシーンでの活躍を期待できる人材が豊富です。しかし、高学歴層の就職難が続いており、人材の受け皿が整っていない状況にあります。

そのため、在留資格「技能実習」や「特定技能」で日本の技術・知識を獲得し自身のスキルアップを行いつつ、母国の発展に対する寄与も目指しているようです。

母国より高収入を得やすい

日本で働くと、バングラデシュで働く8倍以上の収入を得られる可能性があります。経済成長著しいバングラデシュとはいえ、未だ先進国との所得格差は大きいのが実情です。また、人口過多の状態にあるため若年層の求職者が飽和しており、好条件の仕事に就くのは容易ではありません。

家族を養ったり安定した暮らしを得たりするには、労働力を求めていて、かつ母国より高収入を得やすい日本を含む海外で働く選択肢を取らざるを得ない場合もあります。

関連記事:「高度人材とは何?該当する職種・ポイント制・優遇措置についても解説

参照元:出入国在留管理庁「令和7年6月末現在における在留外国人数について

バングラデシュ人を雇用するメリット

海外で就労するバングラデシュ人は英語を話せるケースが多いため、比較的コミュニケーションが取りやすいといえるでしょう。また、企業規模に関わらず優秀で真面目な人材を獲得しやすいのも利点の一つです。

このように、バングラデシュ人を雇用するメリットは複数あります。外国人雇用を検討している採用責任者の方は、以下で紹介するメリットをご一読のうえ採用活動の参考にしてみてください。

意欲や熱意をもって働いてくれる

先述したように、バングラデシュ人は真面目で勉強熱心な性格の人が多い傾向です。また、ほとんどの人が母国の家族のための仕送りや、豊かな暮らしを実現したいといった明確な目標をもって来日します。自身のやりたいことや指針がしっかりしているほど、どのような仕事に対しても意欲や熱意をもって取り組んでくれるでしょう

高い英語力が期待できる

教育水準に差があるため、全てのバングラデシュ人が英語を話せるわけではありません。しかし、仕事で日常的に外国人と接する機会があったり、海外で就労したりするバングラデシュ人に対しては、高い英語力が期待できるでしょう。特に、高等教育を受けた人のなかには、非常に流暢な英語を話す人が多くいます。

バングラデシュはイギリス領だった時代があるため、古くから重要な仕事に就くには英語が必要とされてきました。また、国内の賃金が低く失業率が高いので、より好条件の海外就労や外国人と関わる仕事を求めて英語を熱心に学ぶ人が多いのも、高い英語力に関係しているでしょう。

若くて優秀な人材を確保しやすい

若くて優秀な人材を確保しやすいのも、バングラデシュ人を雇用するメリットの一つです

外国人は母国で働くより多くの賃金を得られなければ、日本で働くメリットを感じられません。現に今までは東南アジアから多くの外国人労働者が来日していましたが、母国の賃金上昇や円安の影響で日本で働くメリットが少なくなってきており、増加率は緩やかになっている状況です。

その点、バングラデシュは経済成長が進んでいるとはいえ、国内賃金は未だアジア最低水準といわれています。国民の平均年齢も27歳前後と働き盛りなため、大手企業ほど高い賃金を支払えなくても、外国人が働きやすい環境を整えられれば優秀な人材を確保できる可能性が高まるでしょう。

バングラデシュ人と働くうえで欠かせない取り組み・配慮

日本とバングラデシュでは歴史や文化、宗教、価値観など多くのことが異なります。特に、バングラデシュ人の約9割はムスリム(イスラム教徒)です。異なる文化で生活してきた者同士が気持ちよく働くには、相手を理解し、雇用するうえでの配慮を把握しておかなければなりません

ここでは、バングラデシュ人と働くうえで欠かせない取り組みや配慮について解説します。全員に当てはまるわけではありませんが、一つの対策として知っておくと採用活動に役に立つでしょう。

アットホームな職場環境を作る

人口密度が世界トップクラスのバングラデシュでは、大人数で行動するのが当たり前で、否が応でも人と人との距離が近くなります。一方で、大勢で行動するのに慣れているため、単独行動を強いられると孤独を感じてしまう恐れも。そのため、仕事の休憩時間は同僚と一緒に話したり運動したりして過ごせると、モチベーション高く働ける可能性があります

積極的に周囲の人に話しかけてコミュニケーションを取るので、親しみやすく職場でも溶け込みやすいでしょう。

時間感覚や計画性について教育する

日本人の時間感覚とバングラデシュ人の時間感覚には、ほとんどの場合ズレがあります。遅刻をしないことや納期を守る重要性については、日本の基準で教育するのが重要です

この背景には、バングラデシュの情勢などが関係しています。現地は自然災害が多く、ビジネスでも普段の生活でも長期的な計画を立てにくい傾向です。また、国全体が経済成長期にあることから、今目の前の生活に集中せざるを得ないという事情も含まれるでしょう。計画を立てて行動するよりも、直近の目標に集中力をもって取り組むほうが得意な傾向にあります。

ビジネスシーンでは、組織全体やチームで足並みを揃えて協力しながら業務を進めなければならないため、進捗の共有や報連相といった計画に関わるものの大切さも教育しておきましょう

イスラム教(ムスリム)の戒律に対して理解を示す

イスラム教は、バングラデシュのほかにもインドネシアやパキスタン、中東などで広く信仰されています。ムスリムへの配慮が適切にできている企業は、継続した外国人雇用がしやすくなるでしょう

たとえば、1日5回、5~10分ほど行う礼拝のうち数回は、職場にいる時間に行う可能性があります。静かな会議室や空き部屋、パーテーションで区切ったスペースなどで礼拝できる環境を整えると、ムスリムの従業員が働きやすくなるでしょう。

また、礼拝前には水で全身を清めますが、トイレの手洗いスペースで行うとジロジロ見られて不快に感じるという人もいます。一緒に働くほかの従業員側への周知もあらかじめ行っておくのが望ましいでしょう。

社員食堂がある場合、ムスリムが食べられる料理や食品を使用した「ハラルフード」や「ムスリムフレンドリーメニュー」を提供できると、従業員からの信頼を得やすくなります。そこまでの対応が難しかったとしても、選択肢を広く用意するなどの対応でカバーし、限定的な状況にしてしまうのは避けましょう。

このほかには「女性はヒジャブを着用する」「断食月は日の出から日没まで飲食を控える」なども、イスラム教の戒律です。しかし、ムスリムのなかでも戒律をどこまで守るかは個々の判断、そして宗派によって分かれます。先述したルールをすべて厳格に守る人もいれば、個人の解釈で守れるところだけ守るという人も。そのため、どの程度まで戒律を守っているのか、そしてどのような配慮を求めているのかは、従業員それぞれによく確認する必要があるでしょう。

まとめ

親日国であるバングラデシュの若者のなかには、日本で働くことに憧れをもっている人が一定数います。外国人労働者全体の比率としては多くありませんが、平均年齢が若く人口も多いため、今後ほかの国に代わって外国人人材の主要な確保先になる可能性も十分考えられるでしょう。

なお、外国人を雇用する際は異文化に対する理解や配慮が求められます。特に、バングラデシュ人にはムスリムが多いため、宗教に関する社内整備を行うことで長期的な雇用につながるでしょう。難しく考える必要はなく、自社で可能な範囲で最大限対応することが大切です。

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